~お酒の増税豆知識~

「1リットル当たりの税額が、一番高いお酒と一番低いお酒はどれ?」

酒税は、酒類、すなわちアルコール分1度以上の飲料を課税対象として、酒類の製造場からの移出や輸入の段階で課税されるもので、酒類の製造者又は輸入者を納税義務者として課される税です。

No71_1615233人気が急上昇している発泡酒は、麦芽比率によって適用税率が変わるという「酒税のすき間」を突いて誕生しました。

酒税法では、麦芽やホップなど法律で定めた特定原料を発酵させ、かつ麦芽比率67%以上の酒類を「ビール」と呼びます。

一方、発泡酒は麦芽比率25%未満なら税率はビールの半分以下となります。

なお、蛇足になりますが、今も尚続く芋焼酎ブームですが、その代表的な焼酎に『森伊蔵』『魔王』『村尾』『伊佐美』といったものがありますが、これらは現在市場では1.8㍑で『森伊蔵』36,000円前後『魔王』・『村尾』20,000円前後『伊佐美』八千円前後とかなりの高価になっておりますが、もともとの定価はどれも3,000円弱だったと思われます。

魔王などは飲みやすいが、普段この価格では高すぎるというのもあるので、『芋山田』が比較的安くおいしく飲めるといわれております。

芋焼酎ではなくごま焼酎になりますが『紅乙女』が飲みやすくかつ、価格も安く評判がいいといわれております。

また、上記税率表のビールを例にとると500MLで税金が111円と結構な税金がかかっています。

No71_16155082第3のビールが登場しましたが、なぜ、日本ではこのようにビールについてこのような現象がおきるのかといいますと、欧米などでは、ビールの税率は主にアルコール度数に応じて変わり、度数が上がるほど税率も高くなる単純なものですが、日本はビール類への課税を、原材料のなかの麦芽の比率などによって4段階に分けています。

税制上はドラフトワンは「その他の雑酒」、スーパーブルーは「リキュール類」に区分されるため税率はさらに安くなるのです。

 


神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら

LR小川会計グループ

経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします


お問い合わせ