ハワイの不動産投資のノウハウ定期借地権を利用した資産活用のヒント

第191回 財産承継研究会

【第1部】

今回も前回に続いて米国税理士 土田満穂先生の講義でした。
最終講義となった今回のテーマは「ハワイの不動産投資について」でした。

沢山の日本人が訪れるハワイ。そんなハワイに不動産を持つ…
ハワイは海外です。海外に不動産投資をするというのは不安に思うかもしれませんが、ハワイは島外からの投資が盛んな場所で、島外オーナーに対する売買や管理のノウハウが確立しているそうです。世界中の人々が憧れる場所、訪れたい場所、住みたい場所なので注目され、価値があるそうです。

マンションはコンドミニアム、ワンルームはステュディオ、1DKは1ベッドルーム、2DKは2ベッドルームと日本とは間取りの呼称が違います。
さて、ハワイの不動産の現況は金利安に押されて非常に好調だそうです。2004年6月発表の売買統計報告書によると、オアフ島全体で2004年は前年の価格と比べて1戸建で21.1%の上昇、コンドミニアムで18.0%の上昇となっていました。

売買価格は2003年のハワイ全体の売買平均価格になりますが1戸建で$380,000(日本円で約4,400万円($1=¥115))、コンドミニアムで$175,000(日本円で約2,000万円)だそうです。

島外のお金持ちバイヤーが大量に来て物件価格が急上昇し、価格は80年代後半から90年代前半のバブル時を超えていて、地元の住民の手が届かなくなるといった現象が起きているそうです。

ハワイの不動産は投資が盛んである、価値がある、好調であるという一方で、これから金利が上がりだす見込みで、今がピークという見方も強いそうです。特にこれからハワイの不動産に投資をする人は注意が必要だそうです。

【第2部】

『新時代に対応する資産活用法』第3章「時代の流れを読む資産活用」についてでした。
講師は小川税務会計事務所の渡部寛二。

今回は定期借地権を利用した資産活用法です。
定期借地権の設定により土地の相続税評価額が下がること等参考資料による説明でした。

【その他】

8月2日に路線価の発表がありました。今年は県内平均路線価5.6%減、12年連続の下落となりましたが、下落幅は1.2ポイント縮小し4年ぶりに下げ幅縮小となりました。

溝の口駅前の路線価図を参考に路線価図の見方等の説明をしました。

7月に税務署職員の人事異動があり、そろそろ落ち着いてきたところで、相続税関係や法人税関係の税務調査シーズンとなります。
一般的には、事前に納税者と会計事務所との日程調整をして調査が行われるのですが、事前の連絡もなく突然税務署職員が「税務調査をしたい」と来てしまうこともまったくないとは言えません。

慣れていない税務用語に戸惑ったり、高圧的な態度に間違った答えをしてしまいそうで心配だという方は、「私は税金のことはよくわからないので会計事務所に依頼をしています。会計事務所の立会いのもとで調査を受けますので、今日のところはお帰り下さい。後日、改めて会計事務所と日程を調整して税務調査を受けさせて頂きます。」と言って、会計事務所と日程調整をしてから調査を受けることをおすすめします。

 


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