力を抜いてリラックス
◆緊張を感じますか?

私はことあるごとに緊張し、体に力が入るタイプですが、皆さんはいかがですか?コロナ禍を生きる今、不安やストレスで私たちの心と体は無意識のうちに常に緊張に包まれているのではないでしょうか。
心と体はつながっています。心の緊張を取るにはまずは体のリラックスから始めましょう。
◆筋弛緩法
手軽に短時間でできるリラクセーション法として「筋弛緩法」をご紹介します。これは、約100年前にアメリカの精神科医エドモンド・ジェイコブソンが開発した方法です。
体の各部位の筋肉を10秒間緊張させた後、ストンと一気にゆるめることを繰り返して、体の緊張をほぐします。緊張する感覚と力が抜ける感覚がどういうものかをしっかり体感することが大切です。
基本動作(どの部位も共通)
10秒間力を入れる➡一気に力を抜き、その感覚を20秒間感じる。
次の①~⑩の順で全身に対して行うと一層効果的です。
部位ごとの力の入れ方
①手:両腕を伸ばし、親指を曲げて握りこぶしを作り、10秒間力を入れる。➡脱力(20秒間)
②上腕:握りこぶしを肩に近づけ、曲がった上腕全体に10秒間力を入れる。➡脱力(20秒間)
③背中:②と同様に曲げた上腕を外に広げ、10秒間肩甲骨を引きつける。➡脱力(20秒間)
④肩:両肩を上げて、首をすぼめるように肩に10秒間力を入れる。➡脱力(20秒間)
⑤首:右側に首をひねって10秒間力を入れる。➡脱力(20秒間) 左側も同様に。
⑥顔:口をすぼめ、奥歯を噛みしめて顔全体を顔の中心に集めるように10秒間力を入れる。➡脱力(20秒間。ゆるめたときは、口がぽかんとした状態になるように)
⑦腹部:おなかに手を当て、その手を押し返すように10秒間力を入れる。➡脱力(20秒間)
⑧足の下側:つま先まで足を伸ばし、足の下側の筋肉に10秒間力を入れる。➡脱力(20秒間)
⑨足の上側:足を伸ばし、つま先を上に曲げて、足の上側の筋肉に10秒間力を入れる。➡脱力(20秒間)
⑩全身:①~⑨を一度に10秒間緊張させ、力をゆっくりと抜いて、その感覚を20秒間感じる。
◆心もリラックス
体の緊張がほぐれることで自然と心もリラックスします。イライラや不安感の解消にもつながり、睡眠の質も向上できます。穏やかな気持ちで、明日を迎えられたらいいですね。
【出典】協会けんぽ健康サポート

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