物件損害と家賃損失リスクへの備え

第360回 財産承継研究会

講師:保険サービスシステム株式会社
  塩野 智彦 氏
  吉岡 昌彦 氏

台風、火災、地震などによる物件損害と家賃損失リスクへの備え

今回の財産承継研究会では、台風・火災・地震等による自然災害に対しての保険の備えについてお話していただきました。昨今は自然災害が多く、今年だけでも台風15号や台風19号はニュースで多く取り上げられていました。

また、首都圏直下型地震が、東日本大震災から30年以内に70%程度の確率で起こると政府が発表しています。

これらの災害に備えて保険に加入することが大事だと思いました。ただ、高い保険に入れば安心というわけではありません。はじめに、自身が持つ物件の再調達価格を調べることです。

再調達価格とは、現在と同じ建物を建てるのに必要な金額のことを言います。もし再調達価格より高い金額の保険をかけていたとしても、それ以上の保険金が支払われることはありません。

逆に、再調達価格に満たない金額の場合は、損金額が保険金額の範囲内だったとしても、再調達価格に届いていない割合を引かれてしまいます。

例えば、再調達価格が1億で保険金が6千万円しか掛けていなかったら、40%不足しているのでその分が引かれた保険金が振り込まれることになります。そのため、必ず評価額の満額で入っているのか確認する必要があります。

火災保険は全ての火災で適用できるわけではありません。例えば、地震によって隣の家で火災が起きてその火が乗り移った場合、この火災は地震によって引き起こされたものなので、地震保険で対応するものになります。

火災等の事故によって家賃収入を得られなくなった場合の家賃収入特約というものがあります。これは火災保険に付帯してつけることができるので万が一に備えて付けておくことが大事なのではないかと思います。

施設賠償責任保険というものがありますが、自分に責任がない場合は保険金が支払われることはありません。自然災害等が主な例に挙げられます。

ただし、メンテナンスをしっかり行っていなかった場合は、自身にも責任はあるので賠償責任はあることになります。完璧にメンテナンスをすることはなかなかできないことなので、満額でかけることが大事です。備えあれば憂いなし。



♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥

2020年2月14日(金) 16時00分~18時00分

☎044-811-1211(石井・駒まで)

お申し込みは こちら

 


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