昨年10月6日、日本経済新聞の一面に、『大廃業時代の足音中小「後継未定」127万社』という見出しが躍りました。「中小企業の廃業が増えている。後継者難から会社をたたむケースが多く、廃業する会社のおよそ5割が経常黒字という異様な状況だ。優良技術の伝承へ事業承継を急がないと、日本の産業基盤は劣化する」という記事が掲載されてから1年が過ぎました。

そんな背景から1冊の書籍をご紹介させて頂きます。『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい人生100年時代の個人M&A入門』著者三戸政和氏。「サラリーマン大家」などに続く、サラリーマンがM&Aで会社の経営者となる事への指南書で、現在ベストセラーとなっています。著者は、中小企業の事業継承や事業再生を引き受ける、投資ファンド会社のCEOです。

【中小企業は最新モデルを知らない】

大企業では、様々な業務管理プログラムが当たり前に導入されていますが、中小企業にはそれがない。著者は小さな会社を今どきのマネジメントスキルで改善し、企業価値を上げることができると述べています。買収先さえ間違えなければ、資本家となり、これまでの人生とは違う次元の見返りを得ることも夢ではないと言います。しかも「大廃業時代」を前に、今は優良な買収先候補が手つかずで残されている好機であるとも述べています。優良企業が継承されずに消えてくのは、日本にとって良いことではありません。

【「ゼロイチ起業」は必要ない】

脱サラ起業も一つの選択肢ですが、サラリーマンはゼロの状態を知りません。ゼロから軌道に乗せてイチになるまでの多くの高いハードルを経験している人は少なく、企業買収の方が成功確率は高いと言います。

創業から5年継続の会社は半分以下、10年継続の会社は4分の1以下しかありません。継続している企業は数々の問題を乗り越え、安定志向の状態に達したと考えることができます。当然、このような会社を買うほうが、ゼロから起業に比べて圧倒的に成功確率が高いと考えられます。

【昨今のM&A】

M&Aは以前のネガティブなイメージから変わり、小さな会社の「売り情報」を気軽に検索できる環境となってきました。筆者の言葉どおり、「人生100年時代。退職後少なくとも10年は働かなければよい老後は送れないと言われるが、その選択肢はあまりに少ない。思い切って会社を買って、社長になってみませんか?」

 

 


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