相場変動に負けない・迷わない資産運用 投信積立のススメ

財産承継研究会第336回 財産承継研究会

相場変動に負けない・迷わない資産運用 投信積立のススメ

講師:

髙木証券株式会社 ファンドリサーチセンター 副センター長
梅本 幹夫 氏

マイナス金利政策が導入されて1年以上が経ち、預金金利もほとんど付かない状態が続いています。資産を増やす方法の一つとして、投信積立についてお話ししていただきました。

〇なぜ資産運用が必要なのか?

現在日本では人口減少が始まり、少子高齢化と相まって労働人口も減少してきています。また、高齢者の平均余命も長くなっており、高齢者を支える労働者の負担はますます増加しています。最悪の場合、年金制度が破綻してしまうことも考えられます。そのため自身で資産形成をし、将来へ備えておくことが必要になります。

〇どのような資産運用方法が望ましいのか?

資産運用・投資というと、安く買って高く売ることをイメージされる方も多いと思います。しかし、正しい運用方法は逆で、買った商品をできるだけ保有し続け、優秀なファンドは利益が出ても売らないことです。また、投資する際は経営難に陥るリスクのある個別の株式よりも、銘柄を分散して投資できる投資信託を選ぶ方が、リスクの軽減を図ることができます。

〇なぜ積立だと安心して投資ができるのか?

毎月定額分だけ買い付ける方法(ドル・コスト平均法)は、価格が安い時に多く、高い時は少なく抑えて購入できるため、一般的に平均買付コストが低くなりやすくなります。

資本主義経済下では、株式・債券等の価値は長期的には増殖(成長)していくと言われているため、評価損が出続けていても積立を止めるのではなく、将来のために買い増す勇気を持つことが大切です。

資産を増やすことが難しい時代ですが、工夫次第ではその可能性がないわけではありません。税制面でもNISAが導入される等活用しやすくなってきていますので投信積立を検討されてみてはいかがでしょうか。

 

♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥

2017年9月22日(金)予定 18時30分~20時30分

☎044-811-1211(石井・駒まで)

お申し込みは こちら

 


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