思考の見える化 ~囲碁で学ぶ~

競技の囲碁ではあり得ないのですが、「考えていることを話しながら」囲碁を打ってみました。チーム対抗戦で、相談ありです。

すると、年下の子がとても自然な考え方でいい手を思いついているのに、年上の子が理屈をこねて不利な着手を推奨したり、大人が基本的なことを見落として大損害を受けそうになったり、面白いことがたくさん起こります。「何事も基本が大事」とよく言いますが、小さい子は素直な心で簡単なこと、大切なことをスポンジのように吸収していくので、すごいなあと感心してしまいます。でも、大人の意見を聞いたり年上の子からプレシャーを受けたりすると、最初に気づいたいい手を打てなくなってしまいそうです。

そんな時、「年下のこの子の考えが一番良さそうだね」と理由をつけてフォローすると、(年上の人でも間違えることがあるんだ)(自分より小さい子でもいい考えを出せるんだ)と双方とも気づきを得て、自分に自信を持ったり、人の考えに素直に耳を傾けたりすることができるようになるかもしれません。

囲碁に向き合うとき、「囲碁学ぶ」技術的な側面も当然あるのですが、「囲碁学ぶ」視野の広さを大切にしたい
なぁといつも思います。

 

 

ふれあい囲碁

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㈱LR小川会計 川本 祐司
(ふれあい囲碁ネットワーク   神奈川 事務局兼任)

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