事業承継計画作成のポイント
今月は、前回予告しました事業承継計画の作成について説明します。
事業承継計画作成の重要ポイントをみていきます。
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1 事業承継の概要の決定
①後継者をだれにするか?
②承継方法
③承継時期
2 経営理念の明確化
経営理念とは、経営者の経営に対する想いや価値観、態度、信条等のことです。
経営理念を明確化することで、その内容を後継者から従業員までが共有することができ、次世代に向けての志や目標を一致させるチャンスとなります。
【経営理念の例示】
・高い品質と、堅い団結で、オンリーワンの会社を目指す。
・お客さまが満足する商品を開発し、感謝と奉仕の精神で信頼に応える!
3 事業の中長期目標の設定
具体的な事業の中長期的な方向性、将来の数値目標を設定します。
【中長期目標の例示】
① 事業の方向性
・たえず5年先の将来を念頭に、新規事業にチャレンジする。
・三つ(雇用・設備・債務)の適正規模を図る。
② 将来の数値目標
売上高及び経常利益の現状、5年後、10年後数値。
4 事業承継を円滑に行うための対策・実施時期
①利害関係者等への周知及びサポート体制の実施時期の決定
②後継者の教育
③株式・財産の分配方法・実施時期の決定
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事業承継の計画に当たって重要なことは、自社の状況にあてはめて具体的に作成するということです。
また、経営理念の明確化や事業の中長期の目標の設定は、経営者と後継者が共同で行い、同じ価値観を共有することが重要です。
なお、将来の数値目標、事業承継を円滑に行うための対策実施時期は、年表にしておくと分かりやすくなります。
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