アパートの屋根を活用した太陽光発電システム

第277回 財産承継研究会

◎アパートの屋根を活用した太陽光発電システム
◎第12回財産管理法人の資産運用

【第1部】アパートの屋根を活用した太陽光発電システム

伊藤忠グループ 株式会社日本エコシステム 横浜支店 唐木 誠人 氏

電力不足・節電・環境保護等、深刻な問題として取り上げられていますが、今回はその問題の一助になり得る太陽光発電を利用したシステムのご紹介です。屋根に太陽電池モジュール(パネル)を取り付けることにより、発電した電力を取り込んで利用でき、余った電力を売電するというものです。住宅用の太陽光発電の設置は2009年から急速に伸びています。

特徴

①太陽光と屋根を有効利用
②クリーンエネルギーで環境保護
③発電した電力利用で光熱費削減
④安心の10年保証(メーカー保証と連動した機器・施行共に10年間無償保証制度)

急速に増加している要因

①補助金制度の復活による初期費用の削減⋮1kwあたり4万8千円(上限10kw 48万円)
②新買取り価格制度スタート住宅用、今なら1kwhあたり42円 10年固定(10年間買取り)ただし、申し込み年度により買取り価格は変動。
③エネルギー需給構造改革促進投資促進税制(エネ革税制)平成24年3月31日まで延長。

選べる導入ケース

ケース① アパートと同一敷地内にオーナー様の自宅がある場合

アパートの屋根を活用することにより、一般住宅よりも大型のシステムが設置可能で高い売電効果があります。発電した電力をオーナー宅で利用し光熱費を削減。余った電力を売電します。

ケース② 賃貸住宅用の共用電源に活用

発電した電力をアパートの共用設備の電気に使用し、余った電力を売電する。動力設備の無い場合は、概ねすべての電力を売電にまわすことが可能です。

ケース③ アパートの入居者各戸に活用

発電した電力を各戸に振り分けます。売電金額が入居者の口座に振り込まれるペイバック方式。空室対策・長期入居等の効果が期待できますが、入居者ごとの契約になるので入居者が変わると契約条件も変わります。

太陽電池モジュールの設置は傾斜屋根の方が適しており、陸屋根の場合は構造、スラブ厚等の状況により施行不可の場合があります。しかし陸屋根でも施行可能な、ドイツ・ヨーロッパで実績No1のメーカーQCELLSも取り扱いができるようになりました。強力な接着剤と磁石で固定するマグソーラーシステム。ただし、屋根材が限られますので、必ず屋根材吹き替えを要します。

無料のシミュレーションの申し込みができるそうですので、新築・既存建物の大規模修繕・屋上の防水工事等を予定されている方、ご興味のある方、是非ご検討してみてはいかがでしょうか。

 

♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥

2012年1月24日(金) 18時30分~20時30分

☎044-811-1211(石井・駒まで)

お申し込みは こちら

 


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