マンション経営とキャッシュフロー①

第259回 財産承継研究会

マンション経営とキャッシュフロー①

講師
株式会社LR小川会計 渡部 寛二

土地の有効活用として、アパート・マンション経営は一般的だが、実際に建築業者から提案された事業計画通りには、なかなか運営できていないお客さまも多々見受けられる。

これは建築業者の作成した事業計画書には、お客さまの既存の所得が反映されていないことが大きな要因のひとつだ。

物件収支は同じでも、既存所得の多寡により、キャッシュフローは大きく変わる。

また、マンション経営は減価償却費の減少、返済元金の増加などにより、キャッシュフローが減少する傾向にあることを理解しなくてはならない。

バブル前までは、賃料が上昇したので、キャッシュフローがマイナスにならずにすんだとしても、賃料が下落傾向にある現在、新築物件を建てる時は、自己資金の投入や、銀行借入返済方法(元利均等か元金均等)・建主名義(子供名義や法人名義)・賃貸物件の種類(事業用定期借地、建築協力金方式、耐用年数の長短)等も検討していく必要がある。

いずれにしろ提案された事業計画書は、ある条件での事業収支を示しているに過ぎないことを理解することが重要だろう。

 

♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥

2010年5月28日(金) 18時30分~20時30分

☎044-811-1211(渡部・駒まで)

お申し込みは こちら

 


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