2010年4月 LR小川会計MGレポート
〜計数力は小川会計の社員が揃い、強さを見せた〜
トップに輝いたのは新入社員
4月は新入社員の季節である。小川会計のMGにも新入社員が参加してきた。今年はN研究所さま(以降敬称略) から2名、当社から2名の新入社員が参加した。
新入社員は新卒社員と、中途社員に分けられるが、新卒社員にとっては、アルバイト等の経験をのぞけば、ビジネスの世界は初体験だ。今回は趣向を変え、新人研修の意義と、事業承継との関係について若干の意見を記すこととする。
N研究所の場合
N研究所からは社長が新入社員とともに参加された。お2人とも、MGは初めての体験とのことであった。したがってハードルの高さを痛感されたわけである。ところが成績表を拝見すると、中堅どころで立派に戦っておられた。MGに臨むお2人の姿勢は異なっているのは当然だけれども、真剣さは共通だ。
このエネルギーの源泉は多忙を押して社長自ら参加している「想い」にあるのではないか。現実のビジネスとゲームとで、器用に課題に取組む姿勢を変えることはむずかしい。
当社の場合
当社からは中平・持田2名の新入社員が参加した。彼らは今年の1月に初めてMGを経験し、今回が2度目の参加であったが、中平が見事TOPに輝いた。こうした入社時の体験はご本人の将来に大きな影響を及ぼす。MGの特色をしっかりわきまえ不断の努力を継続すると、明るい将来が待っている。
いささか旧い出来事ではあるが、筆者の同僚の類似の体験が取締役の目に留まることとなり、常に「できる新人」という 印象が続き、幾多の困難を乗り越え、ついに取締役に就任した。
一般的な新人研修
世間一般の新人研修は、学生気分を払拭し早く通勤に慣れて、会社のことや、社会人としての自覚を持ってもらうために開催している。朝は早起きしてラジオ体操を行い、企業によっては毎日早朝マラソンを実施するところもある。
MGにはラジオ体操や早朝マラソンはないが、MGの複雑なルールに慣れ、精神を統一し売上増大、利益をあげることに努める。頑張っているうちに会社の仕組み、利益とは何かを体感することができる。
社長の「想い」を伝えるチャンス
一方、社長の皆様にとって4 月は毎年訪れる夢多き季節である。採用活動を通じ、新入社員のことは知っているとはいえ十分な情報とはいえない。MGは一人ずつ内面にいたるまで詳し く知ることができる。また社長の想いを伝えるチャンスでもあ る。
参加者のレベルは高かった
今回の参加者はベテランの方が大勢を占めていた。MGの戦略の大切さ、利益感度分析のこと、赤(広告)、青(研究開発)、 黄(教育)チップについての言及など、感想文の内容の豊富さはますます事業経営におけるMGの有効性を訴えるものであった。
MGは後継者育成のツール
当社は現在、事業承継について定例セミナーを開催して、後継者育成のご支援を行っている。まだ就学中のお子様、お孫様にまで範囲を広げて後継者選びをされることをお奨めしている。
後継者選任をスムーズに行っているところは、永年にわたり準備している。社会人として世間に姿を見せる時は、完成の域に達している。
現在では企業経営を取り巻く環境が厳しいために、社員から後継者を名乗り出ることは殆どない。従って身内から後継者を選出するのが一般的である。この傾向を打破するために積極的に入社時からの参加をお奨め したい。
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