「運がいいとか、悪いとか…」
春から夏にかけては、採用活動やインターンシップ等で学生に向かって話をする機会があります。

その際に先人の言葉を引用することが時々あります。
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故・松下幸之助翁は、面接で「あなたは運がいいですか?」と質問して、「運が悪い。」と答えた人は不採用にしたそうです。
実は最初は、この問いかけについては「面白いな」と思う程度で、それほど心に引っかかっていたわけではないのですが、最近は「運がいいか?」という問いかけは奥が深い問いかけだと感じています。
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同じ出来事(「事実」)を経験しても、ある人は「運が良かった」と感じるでしょうし、別の人は「運が悪かった」と感じるでしょう。(多くの人が「運が悪い」と感じることでも、その人にとっては「運がいい」ということもあるでしょう。)
「運がいい」とか「運が悪い」というのは、客観的な「事実」ではなく、結局のところはその人の「捉え方」「評価」に過ぎないと思うのです。
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松下翁の問いかけに対して「運がいい」と答える人は、物事をポジティブ(前向き)に捉えることができる人ではないでしょうか。
あるいは、失敗や困難な出来事をこれからの自分の糧にできる人ではないかと思うのです。
(もしかしたら周りの誰から見ても「運がいい」と思える人かもしれませんが。)
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もちろん、松下翁には松下翁の考えがあるのだと思いますし、もっと深い意味があるのかもしれません。
このことについては他にもその意味するところをコメントされているものがありますので読んでみるのも面白いと思います。
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実はここ数年、学生に「松下幸之助」や何人かの先人を知っているか聞いても、大体知らないという答えが返ってきます。
学生が知っている引用元を探さないといけないですね。
株式会社LR小川会計
代表取締役 小川 泰延
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