国税の職場
10月1日に川崎事務所の所長となりました、嶋田栄一と申します。前任の山下同様、よろしくお願いします。
初めての寄稿となりますので、今回は自己紹介にあてさせていただきます。
私は、国税の出身で主に資産課税事務(相続税や譲渡所得の賦課を担当)を中心に仕事をしてまいりましたが、本年7月10日をもちまして税務署長を最後に退官いたしました。
国税の職場では、いろいろな仕事に従事してまいりましたので、私の経験を踏まえて、国税の職場の一端をご紹介させていただきます。
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国税局税務相談室(主任税務相談官)
税務相談室は、一般の方から税金に関する質問を電話でお聞きし、回答する部署です。確定申告の時には、一人で日に100本以上の電話に対応することもあります。
中には、税金とは全く関係のない人生相談のような電話もあり、そのような場合は、適切な機関をご紹介して、丁重に電話を切らせていただきました。
税務大学校(教授)
税務大学校は、国税庁職員の研修機関です。新規に採用された職員に対する基礎研修や選抜試験に合格した職員に対する研修など、経験等を踏まえた研修体系になっています。
私は、中堅職員に対する専門研修を担当していました。
国税不服審判所(審判官)
国税不服審判所は、税務署等が行った課税処分等に納得ができない納税者の方からの不服申立(審査請求)について、課税処分の違法・適法を裁決する機関です。
事案の審理は、課税庁・納税者の双方から主張を聴き、提出された証拠に基づき、事実認定・法令の解釈・あてはめを行い、裁決を行うこととなります。
課税処分等を争う場合には、審査請求を経ないと、原則として裁判を提訴できないこととなっています。
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国税ではいろいろな経験をさせていただきましたが、これからは、税理士としてこれらの経験を活かし、微力ではございますが、皆さまのお役に立てますよう努めてまいりますので、よろしくお願いします。
税理士法人LRパートナーズ
川崎事務所所長 嶋田 栄一

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