相続・贈与の新ルール!今から備えるべき3つのポイント

相続と贈与のルールが新しくなっています。2025年の今、将来の税額で損をしないためにも、変更点をしっかり理解し準備を始めることが大切です。知らずにいると、納税額に大きな差が出る可能性も。特に重要な3つのポイントを再確認します。

1 持ち戻し期間が「3年 ➡ 7年」に

亡くなる前にもらった贈与を、相続財産に加えて税額計算する期間が、3年から7年へ大幅に延長されました。最も大きな変更点となっています。

2 延長された4年間分には「合計100万円」の特別控除がある!

負担増への救済措置も設けられています。延長された4年間(亡くなる3年前から7年前までの期間)にもらった贈与については、その合計額から100万円を差し引くことができます。例えば、この期間の贈与が150万円なら、50万円だけが加算対象となります。

3 「7年ルール」は段階的にスタート!

この7年ルールは、2024年1月1日以降の贈与を対象に、期間が段階的に長くなっていきます。2025年時点ではまだ影響は限定的ですが、年々対象期間は延び続け、2031年には完全に7年となります。まさに、今からの贈与が将来の相続に影響するということです。

【まとめ】計画的な贈与がより重要に

この変更により、「駆け込み贈与」による節税は難しくなりました。これからは、年間110万円の非課税枠を活かしつつも、より長期的で計画的な視点を持つことが不可欠です。ご自身の状況に合わせ、早めに家族と話し合い、専門家への相談も検討しましょう。

 

 

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