えるぼし認定
えるぼし認定とは、女性が活躍できる職場環境の形成への取り組みが優良である企業が、厚生労働大臣の認定を受けることができる制度です。
えるぼし認定を受けることで、公共調達で加点評価を受けることができ有利になる場合があります。また、えるぼしマークを商品、広告、求人広告に表示することにより、女性の活躍を推進している企業であることをアピールすることもできます。
えるぼし認定を受けるためには、認定基準を満たした一般事業主行動計画を策定・公表・労働者へ周知・届出を行い、行動計画期間内に基準を満たす必要があります。
一般事業主行動計画とは、職場における女性の活躍推進の障害になっている事柄について、自社の現状分析を行い、
① 計画期間
② 数値目標
③ 目標達成のための対策及びその実施時期
を定めるものです。
②の数値目標は、企業に所属する労働者数に応じて、定められた項目を選択し、定期的に達成状況等を公表します。
えるぼし認定では、採用における女性の割合や、女性の就業状況及び管理職における女性の割合など「女性の職業生活における活躍の状況に関する実績に係る基準」により、評価項目が設けられています。基準を満たした評価項目の数に応じ、えるぼしマークの種類が変わります。
評価項目の基準をすべて満たした上で、女性の活躍推進における取組の実施状況が特に優良である企業については、「プラチナえるぼし」認定を受けることができます。
ただし、この認定は、一度認定を受けたとしても、その後認定の段階に応じた基準を満たさない状況が継続している場合や、認定後に情報の公表を行わなかった場合、認定が取り消される可能性がありますので注意が必要です。
今年4月号で紹介したくるみん認定と似た制度ですが、くるみん認定は「出産や育児の支援体制」、えるぼし認定は「職場における女性の活躍の促進」に注目した制度です。
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えるぼし認定を活用した、雇用環境の整備を検討してみてはいかがでしょうか。

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