AI革命

最近のAI

会長コンピュータが学習し、考える時代が来た。今まではコンピュータは人間が指示した命令(プログラム)によって、その指示通りに動くものだった。しかし、今は人間の思考回路をコンピュータに組み込み人間と同じように学習し、考え判断できるようになってきたようである。

2022年11月「ChatGPT」が発表されてからわずか3年で、指数関数的に進化を遂げ、「第三のIT革命」が起き爆発的な勢いで進化を遂げている。

コンピュータと私

私とコンピュータとの出会いは昭和47年に始まる。

大型計算機の時代から小型コンピュータで会計事務所が計算センターになる黎明期で、アメリカで軍事開発されたインターネットが民間に開放されて間もない頃だった。

昭和52年初のパーソナル・コンピュータ、アップルのAPPLEⅡが初めて世に出た。

大型計算センターの時代から会計事務所が計算センターに移行し始めた時期で即入手した。開発言語がアッセンブラからBASICに代わってプログラミングの「楽しさ・面白さ」に魅了されて短いシミュレーションプログラムを数百本も作った。

その後はコンピュータを中心にした会計事務所の新たなビジネスモデルを作り上げ現在に至っている。

第二のIT革命とITバブルに踊ったころ、インターネットとパソコンの融合がありその後、パソコンがスマホに変わり誰もがスマホを使いこなす時代へ急速に進んだ。

コンピュータの最初の黎明期から今の第三のAI革命まで見ることができたのは望外の体験と言えよう。

イーロン・マスク氏のスターリンクは衛星通信網を全世界規模で構築しインターネットは情報をあっという間に世界中に駆け巡らせる仕組みを作り上げ、全世界が一瞬にしてつながる「地球は一つ」の時代に入った。

AI革命に内包するリスク

AIの進化は凄まじいが、AIに内包するリスクがいくつか報告されていて、中には地球の人類を滅亡させかねないリスクも含まれているとのことである。いくつか例示しておく。

・悪人や政府が人工知能を使うリスク
・自律型兵器による殺害される人類が増えるリスク
・権威主義国家が国民を監視するリスク
・人類存続へのリスク

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AI革命の後に来るもの

反面、AIはすべて人間に代われるわけではなくAIが人間に代われないものもある。

田坂広志氏(著)『未来を予見する「五つの法則」』によれば「AIによっても代替されない、人間だけが発揮できる能力」として

・「ホスピタリティ」
・「マネジメント」
・「クリエイティビティ」

の三つ、「人間だけが発揮できる六つの力」として

・「非言語的コミュニケーション力」
・「対人的深層共感力」
・「成長マネジメント力」
・「心理マネジメント力」
・「集合知マネジメント力」
・「組織内アイデア実現力」

の六つを挙げている。

AIに仕事を奪われないためにはこうした能力を高めていくことが、極めて重要な条件になっていく、とのことである。

最後は人・日本文明

将棋の羽生善治永世名人の話を聞く機会があった。

最も印象に残ったのは、世界中に沢山の「将棋」があるが、日本以外では ①赤と黒・黒と黄色など対戦相手の駒が異なる色であること、 ②取った駒は盤上から除かれること、日本の将棋は ①相手の駒も自陣の駒も同じ駒を使い区別されていないこと、 ②取った駒は自分の駒として盤上で再利用・再復活する、というところに特徴があるという話であった。

私はこの ①敵味方区別せず同じ駒を使う、 ②取った駒を自陣に再利用するという日本独特のルールに感心した。多様な人類が共存していくヒントが隠されており、日本の良さを人類、平和へ活かしていく可能性を再認識させてくれた。

飛躍するようだが、地球という閉鎖社会の中で平和な社会を築くためには対立ではなく融合が基本であると感じた羽生氏のお話であった。

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2026年1月号で紹介した「文明法則史学」では次に来る東洋文明は西洋文明を日本文明に融合した東洋文明の時代がやってくる、と紹介したが、羽生氏の話を聞き、日本文化の表現の一つである日本将棋にこのことが既に体現されていると感じたのである。

 

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代表 小川 湧三 

 

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