コレクターに人気「サンマリノのユーロ硬貨」
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コレクターに人気「サンマリノのユーロ硬貨」
2024年8月現在、ユーロ硬貨は、EU加盟27カ国中20カ国が導入し、各国政府の造幣局が発行しています。片面はユーロ圏共通のデザインが施され、もう片面は各加盟国が独自にデザインできるのが特徴です。
EU以外でも、ユーロを自国の法定通貨としているモナコ、サンマリノ、バチカン市国およびアンドラも硬貨を発行していますが、発行枚数は国の規模などにより割り当てられています。
世界で5番目に小さい国「サンマリノ」は、他の国に比べて発行量がはるかに少なく希少価値があります。
今回は「サンマリノ共和国」の魅力をお伝えします。
イタリア半島の中東部の山岳地帯位置にあり国土面積は61.2㎢(世田谷区位)で、ティターノ山の岸壁を3つの塔を中心とした縦郭都市として、11世紀から残る古い街並みと狭い石畳の道で知られています。
主な収入源は観光、金融、陶器や衣類などの製造業。コインや切手販売も収入源の1つです。税収は法人税17%、消費税はなくそのため買い物を目的に来る観光客も多く、国民1人当たりのGDPは世界15位と決して低くありません。
この国は1243年から国家元首制度は「二執政制度」で、半年毎に2つの政党からそれぞれ1名が選任され、2名は完全に同等の最高権力が付与され、これによりどちらに偏ることのない中立な政権が維持されています。
軍隊はなく警察官が兼任され、領土拡張のための戦争は1700年間ありません。
ナポレオン軍の進軍の際には一時的に独立が脅かされたものの、当時の執政の1人が共和国の「自由と平和」を武器に国家ナポレオンからの尊敬と友情を得ることに成功し、国の自由を守りました。その際にナポレオンが海岸沿いの領土拡張を申し入れた際にも、後の争いの原因となることを懸念し、他国からの侵略を防ぐために辞退しました。
また、第二次世界大戦中は中立国として自国の人口の10倍以上にのぼる10万人以上の難民を受け入れています。
山間にある領地や資源が少ないこの国が独立し続けているのは、国民それぞれが「中立」「平等」を守り続けているからではないでしょうか。「サンマリノ」から学ぶことは多くあります。
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