タイ「ビザの新たな取り組み」

海外通信 NO.107
タイ「ビザの新たな取り組み」

タイは、2024年6月各種のビザ要件が見直され、特に長期滞在プログラムは注目を集めています。
今回は在留邦人数5位のタイ王国についてご紹介します。

タイは、日本の約1.4倍の面積を持ち1,430の島々からなります。

滞在の魅力は、

① 滞在費用がリーズナブル
② 国民の多くが仏教徒で穏やかな国民性
③ 医療水準の高さ
④ プーケット島などリゾート地へのアクセスが良い 

などがありますが、最近では、デジタルノマドワーカーの聖地となっています。

ビザの種類が豊富

❶ ビザ無し:

 滞在日数を60日〔従来30日〕に期間延長

❷ 教育ビザ:

 滞在期間:入国日から90日

【期間延長】:

 ビザ終了後、1年間就職活動等を行うための滞在許可

❸ ロングステイビザ:

対象者:

 50歳以上の退職者

1)滞在期間:

 1年間 要件:貯金口座残高  80万バーツ

2)滞在期間:

 5年間 要件:貯金口座残高 300万バーツ

【緩和要件】:

 医療保険の補償額の引き下げ
 補償額44万バーツ(約180万円)〔従来300万バーツ(約1300万円)〕以上

❹ 【新設】デスティネーション・タイランド・ビザ(DTV)

対象者:

 ノマドワーカー、フリーランサー、ムエタイなど格闘技を学ぶなどの目的で滞在を希望する者

有効期間:

 5年間

滞在期間:

 1回につき180日まで。更に一度180日の延長可能

タイ国家長期滞在プログラム 「タイランドプリビレッジ」

会員権を取得することで5年以上の長期滞在が可能になる特別なメンバーシップ。

年齢要件・預金残高制限:

 なし

滞在年数と取得費

5年 90万バーツ(約360万円)
10年 150万バーツ(約660万円)
15年 250万バーツ(約1,100万円)
20年 500万バーツ(約2,200万円)

世界的な傾向として、富裕層に人気のポルトガルの「ゴールデンビザ」やマレーシアの「MM2H」などは、取得条件が厳しくなっています。一方、ノマドワーカー向けのビザ要件は緩和されています。

海外移住者が増えたとはいえ、誰もが満足しているとは限りません。

一度短期滞在して、現地の生活を体験した上で、中長期滞在先を決めることをおすすめします。

 

 

~ファイナンシャル・プランナーの相談室 Live in Clover~

クローバー通信

クローバー通信は、働く世代の自営業者やサラリーマンとそのご家族の皆さまの応援団として、家計に役立つ情報をお届けしてまいります

ファイナンシャル・プランナーの相談室は、『LR小川会計グループ』が運営しています。

ロングリレーションズ倶楽部

ファイナンシャル・プランナーの相談室 Live in Clover
〒213-0011 川崎市高津区久本3-3-14 エルアールビル ◆ 土・日 祝日休み 予約制
TEL 044(811)1211 FAX 044(811)1212
E-mail fp-clover@lrm.co.jp

お問い合わせ

神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら

LR小川会計グループ

経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートいたします

お問い合わせ