新紙幣発行開始
2024年7月3日から新たなデザインの紙幣が発行されます。紙幣のデザインが新しくなるのは、2004年以来20年ぶりです。
☆描かれる人物
▪千円札
破傷風血清療法の確立、ペスト菌の発見のほか、伝染病研究所である北里研究所を創立し、後進の育成にも尽力した「近代日本医学の父」と呼ばれる【北里柴三郎】裏面には、葛飾北斎の代表作「《富嶽三十六景》神奈川沖浪裏」が描かれています。
▪五千円札
日本で最初の女子留学生としてアメリカで学び女子英学塾を創設するなど、近代的な女子高等教育に尽力した【津田梅子】裏面には、古くから親しまれている藤の花が描かれています。
▪一万円札
生涯に約500もの企業設立などにかかわったといわれ「日本近代社会の創設者」と呼ばれる【渋沢栄一】裏面には、赤レンガ駅舎として親しまれた歴史的建造物の東京駅が描かれています。
☆最新技術を取り入れたデザイン
新紙幣では、今までの技術に加えて最新の偽造防止技術とユニバーサルデザインが使われています。
◉高精細すき入れ
現行の「すき入れ」に加え、肖像の周囲に緻密な画線で構成した連続模様が施されています。
◉3Dホログラム
ストライプ型のホログラムを新たに採用し、3Dで表現された肖像が回転する最先端技術が使用されています。この技術の銀行券への採用は世界初なのだそうです。
◉識別マーク
目の不自由な方が指で触って識別できるように、深凹版印刷によりざらつきが作られています。新紙幣では識別マークの形状を統一し、券種毎に位置を変えて識別しやすくしています。
◉額面数字の大型化
年齢や国籍を問わず多くの人になじみのあるアラビア数字による料額表示が、現行の日本銀行券よりも大きくなっています。
何気なく使用している紙幣ですが、どんな人でも使いやすくするための工夫や最新技術が使われているため、新紙幣を手に入れた際は新旧で比べてみるのもいいかもしれません。
《出典》財務省HP
《参考文献》国立印刷局HP 毎日小学生新聞HP

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