不正侵入を防ごう〈基本編〉
♣最新の状態を保ちましょう!
スマートフォン、パソコン、テレビ…。私たちの周りのIT機器はソフトウェアによって動作しています。ソフトウェアは利便性の向上、時代に合わせた変化を求められるため常に進化しています。Windowsはパソコンにおけるソフトウェア(OS)です。Windowsはバージョンごとにサポート期限が決められており、定期的なアップデートや入替が必要となります。
♣古いとどうなるの?
脆弱性と呼ばれる弱点を悪用される可能性があります。パソコン内の情報や保存されたパスワードの破壊や盗難、果てはパソコン自体が悪用される可能性もあります。社内や社外への二次被害を防ぐためにも対策が必要です。
♣対策はどうすればいいの?
ウイルス対策ソフトを入れる。ウイルス対策ソフトを含むソフトウェアを最新の状態に保つ。不審なサイトやメール、ファイルを開かない等が基本となります。中小企業向けの有償サービスには「サイバーセキュリティお助け隊サービス」等があります。
♣サポートの切れたソフトウェア
動作保障がなくなるだけでなく、脆弱性や不具合が解消されず誤動作や悪用リスクにつながります。消費期限切れの食べ物に近く、食べることはできますが結果は自己責任です。
♣Windows10のサポート期限
最新の状態を維持し続ければ2025年10月14日までサポート対象です。サポートが切れる前にWindows11へのアップグレードや買い替え、データ移行を検討してください。アップグレード要件が厳しく、買い替えによる品薄なども想定されます。
♣Windows11移行の前に
有事に備えたデータのバックアップ。業務利用ソフト等がWindows11に対応しているかの確認。ライセンスの確認。作業時間の確保(移行作業には時間がかかるため、業務への影響を考慮してください)などが必要となります。
♣定期的なバックアップのすすめ
重要なデータをパソコン以外の場所に保存することで重要データの損失や業務停止リスクへの備えになります。定期的にバックアップする仕組みもあります。
♣脆弱性情報の確認方法
「IPA」、「JPCERT/CC」、「JVN」などのサイトで確認できます。相談窓口や教材提供、対策などもあります。
※ IPA:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 ( https://www.ipa.go.jp/index.html )
※ JPCEERT/CC:JPCERT コーディネーションセンター ( https://www.jpcert.or.jp/ )
※ JVN:Japan Vulnerability Notes ( https://jvn.jp/ )

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