「自動化」のヒント

昨今、「働き方改革」が大きな社会的・経営的な課題として大きく取り上げられる中で、事務の「自動化」を実現するテクノロジーとして「RPA(Robotic Process Automation)」が注目されています。
最近よく耳にする言葉、皆さんも耳にされたことがあるのではないでしょうか。
少子化(労働人口減少)が更に進むという環境を考えれば、「RPA」を使った事務の「自動化」は様々な場面に浸透していくだろうと感じています。
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今、「自動化」という言葉を何気なく使いましたが、「自動化」とはどういうことか考えてみたいと思います。
(「相変わらず面倒なことを考える」と思われるかもしれませんがご容赦ください。)
私は、「自動化」というのは、今やっている仕事・作業を「再現」して「繰り返す(反復・継続)」ことだと思うのです。
「再現性」については以前にも書いたことがありますが、今やっている仕事や作業を「可視化(見える化)」して、自分や別の人が同じ仕事や作業を同じようにできるようにすることです。
「自動化」するためには、まず仕事・作業の手順を記録(「可視化」)して「再現性」があるものにすることが必要になります。
異論もあるかもしれませんが、私はほぼ全ての仕事・作業は「再現」可能だ(「再現性」がある)と思っています。
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ただ、「再現性」があったとしても、それが「反復・継続性」を持っているかと言えばそうではないと思います。
「再現」した手順が複雑だったり、負担・負荷が大きいものだと、「反復・継続」は難しいかもしれません。
例えば、コンピューターが得意な手順は「RPA」といったテクノロジーを使って「自動化」(≒「反復・継続性」を持たせる)していく、人による「反復・継続」が向いている手順は人が「反復・継続」できるようにしていくということでいいのではないでしょうか。
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私は、「自動化」の一番のポイントは、結局は業務の「再現性」にあると思っています。
株式会社LR小川会計
代表取締役小川 泰延

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