「トイレットペーパー不足」
先月記事を書いている頃は新型コロナウイルスの影響がこんなになるとは思っていませんでしたが、今や経済への影響も含めて大変な事態になっています。

 一刻も早く収束して欲しいところですが、事態がどのように推移するにしても対応できるようにしていかなければいけないですね。
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 このような状況の中で、ある情報発信に端を発して、トイレットペーパー等が手に入らないという事態が起こりました。
 このことについて感じたことがあったので書いてみようと思います。
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 「部分最適」の集合が必ずしも「全体最適」には繋がらない(むしろ「全体最適」実現の邪魔をする)一つの見本だと感じたのです。
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 不足に備えてストックしようという行動を取ることは、その人にとっては理由のある合理的な行動と言えるでしょう。(「部分最適」)
 このことを非難するつもりは毛頭ありませんが、皆がそのような行動を取ることで、それぞれが必要な時に必要な量を入手できる(「全体最適」)状態は壊れてしまいました。
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 皆が「全体最適」に向かった行動を取ることができるためには、そのような行動を取れば、「全体最適」の状態が作られるということが伝わっていなければなりません。
 今回メーカーには在庫は充分あるという写真が公開されていましたが、やはり普段買い物をするお店の店頭に在庫がなければ、不安になってしまいますね。
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 そして、この不安が更なる「部分最適」の行動を引き起こすという一種のムーブメント(大きな流れ)が起きてしまったのだと思います。
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 大手のスーパーや量販店には出回るようになって少し事態は落ち着いた感はありますが、身近なところにはあまり並んでいないような印象です。
 物流(≒兵站)がカギを握っているような気もしました。
株式会社LR小川会計
 代表取締役 小川 泰延
 

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