「隠れ高収益企業、営業利益率40%実例と戦略」というタイトルに心惹かれて、2018年9月24日号の日経ビジネスを購入してみました。

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記事には「現在2000社ある東証1部上場企業。2017年度に売上高営業利益率が40%を超えたのは僅か23社と全体の1%程度にすぎない。上場企業の平均営業利益率の8%に比べて、(中略)いかに圧倒的な収益力をもつ企業であるか分かるだろう」とあります。

売上高営業利益率とは、売上高から、製造原価、販売費及び一般管理費を差し引いた残りである営業利益を売上高で除した割合になりますが、なかなかお目にかかれない割合だと思います。

ではどういった企業が営業利益率40%を超えるのでしょうか。

株式会社カカクコムは営業利益率が48.9%でした。皆様ご存知の「価格.com」「食べログ」を運営している会社です。驚異的な営業利益率を確保しているこの会社の仕組みは、一般消費者に情報を知ってもらいたい販売事業者が、カカクコムの運営するサイトに集まり、その販売事業者が自由に情報を更新していくというものです。

事業者にとっての「価格.com」「食べログ」は、消費者を呼び込むための貴重な接点になるため、通常であれば運営サイト側の編集者が情報を集めてくるところを運営サイトが手間をかけずに最新情報が充実していくのです。

そして、情報を書き込んだ販売事業者のウェブサイトへ消費者が誘導されると、カカクコムに送客手数料が入ってくるという仕組みです。結果的に同社は、運営に必要な人件費や交通費を最小限に抑えることができ、高収益体質となっています。

同様のサイト運営会社としては、「飲食店.COM」の株式会社シンクロ・フードが43.2%、「クックパッド」のクックパッド株式会社が40.2%、「楽待」の株式会社ファーストロジックが46.7%といずれも高い営業利益率となっています。

共通点としては、需要・供給のマッチングできる場所を提供し、両者が仲介者に任せる事なく編集する事ができるという点。また、「インターネット+口コミ」という爆発的なスピードで認知される方法を採用している点でしょうか。

これだけの高い営業利益率を確保するには並大抵の事ではありませんが、時代のニーズや方法にマッチしたビジネスモデルを見つけたいものです。

 

 


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