社長バトンタッチノート
~想いを未来へつなぐ事業承継~
東京商工会議所墨田支部から中小企業の経営者向けに、「事業承継」に関する早期の気づきを提供することを目的としたマンガ冊子「社長バトンタッチノート~想いを未来へつなぐ事業承継~」が発刊されました。
中小企業経営者の急な健康リスク発生時における社内の危機をストーリーとして描かれています。また、社長自身に記入いただくセルフチェックをノート形式で設け、自社の現状や課題等を様々な角度から把握できるようになっています。
事業承継や、社長の健康管理は、すべての企業において事業存続に関わる重大な課題でありながら、実際に問題が顕在化するまで、対策が先送りされがちな傾向にあります。重要な役割や意思決定権限が経営者1人に集中しており、万が一、社長の身に不測の事態が生じれば、事業継続が危ぶまれる場合もあります。
冊子の中では、取引先との商談で外出していた社長が脳梗塞で倒れて病院に運ばれたものの、数日間意識が戻らない状況のなか、手続きを進めていた運転資金の借入金の契約ができないかもしれない場面が出てきます。
何が起こるかわかりません。万が一のための備えは先送りにしないように心がけたいものです。
❖経営のバトンタッチを進める3つのステップ
その❶ まずはセルフチェック
現状把握のため『社長バトンタッチノート』を作成しましょう。
その❷ 専門家・支援機関に相談
事業承継の課題は、多岐にわたり対策も複雑です。
その❸ 具体的な対策の実行
対策には時間がかかるので早めに動き出しましょう。
❖『社長バトンタッチノート』ご記入にあたっての留意事項より
・すべての項目を埋める必要はありません。まずはかける範囲で記入してみましょう。
・今後、評価や考え方が変化した場合には、いつでも書き直していただいて構いません。
・書き直しや書き加えを行う可能性があることをふまえ、鉛筆でのご記入をおすすめします。
神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら
経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします