クローバー通信 No.159

50歳から始めよう
セカンドライフをあなたはどう過ごしたいですか?

「働き方改革」により高齢者や女性の勤労への期待が高まると同時に、長時間労働の改善により現役世代の収入が下がることも予想されます。

人生100年時代を迎え、50歳は折り返しの地点です。

これから安心して暮らすにはお金も必要です。どう過ごしたいかにより、働き方もかかるお金も違ってきます。

漠然とした不安を解消すると同時に、自分のやりたいことを見極め、豊かな老後を目指して準備を始めましょう。

1.働き方を考える

❖いつまで働きますか?

60歳定年企業で定年退職者は16.9%、継続雇用者の割合は約83%、希望して雇用されないケースは0.2%、年金不安などから65歳以上で働いている人は年々増加しているものの非正規雇用が多数を占めています。

※厚生労働省:2016年高齢者の雇用状況より

❖やりたいことはありますか?

やりたいこと、働き方によって、準備や対策が異なってきます。「何もしないでのんびり暮らす」のも素敵ですが、心配しないだけのお金の準備が必要です。反対に年金だけでは生活できず、仕事も選べず体に鞭を打って働かなければならない状態も避けたいものです。

週に数日働き、残りは好きなことをしたいという声が多いですが、希望通りの仕事が見つからないのが現状です。

最近では、介護施設で元気なシニア層が戦力となっているなど、活躍の場は色々あります。自分の適性とあわせて情報収集しておくとよいでしょう。

退職後のライフプランと必要な対策

趣味・ボランティアなどやりたい事がある:お金の準備
経験を活かし転職する:人脈作り、情報収集
経験を活かし起業する:お金の準備、起業に向けた準備、人脈作り

また、退職者の多くが感じることとして「孤独」が挙げられます。特に会社中心の生活を送ってきた男性に多く、家庭に居場所がないと感じる方が少なくありません。早いうちから社外に人脈を作る、友人や家族とのコミュニケーションを深めていく努力が必要ですね。

2.健康・介護を考える

健康❖いつまで健康でいられますか?

「健康寿命」という言葉を知っていますか?
健康寿命とは「日常生活に制限のない期間の平均」を表します。

男性:平均寿命 80.98歳  健康寿命 72.30歳 差 8.68歳
女性:平均寿命 87.14歳  健康寿命 74.63歳 差 12.51歳

平均寿命から健康寿命を差し引いた期間が、日常生活に制限のある「不健康な期間」となり、女性の方が医療や介護の備えが必要となります。

※平均寿命はH28年簡易生命表、健康寿命は厚生労働省「健康寿命の算定結果の概要2016年神奈川県のデータ」より

❖医療費の準備

①預金で準備する
②医療保険で準備する

公的医療保険:

高額療養費・高額介護療養費制度の利用は大前提ですが、今年8月に高齢者医療制度の見直しがあり、患者負担割合や上限負担額の引き上げなどにより、自己負担額は増加傾向にあります。

民間医療保険:

ガンや女性疾病など、気になる保障を上乗せすることができます。また、先進医療の場合は、原則保険の適用ができないので、費用を準備するか、医療保険に先進医療特約を付けるなどの対策をしましょう。

人によって健康へのお金のかけ方も違い、お金によって治療法の選択肢が広がります。生活習慣の見直しなど日々の努力で健康寿命を延ばしていくか、お金をどこまで準備するか、自分なりの目安を決めておきましょう。

❖どのような介護を望みますか?

介護デイサービスや支援が必要になったら、家族で抱え込まずに、市区町村の地域包括センターで相談し、必要な支援やサービスを上手に利用しましょう。65歳以上で介護認定されると自己負担額は1割~3割となります。(今年8月より高所得者には3割負担が適用されています)

□介護を受ける側がどう希望するか?
□家族はどう考え、何ができるか?
□最期はどこで過ごすか?

元気なうちに家族で話題にしてみましょう。

親の介護については、次号でお話します。

3.住まいを考える

❖10年後、あなたはどこで暮らしますか?

持ち家ですか?賃貸ですか?子供は?親は?
持ち家だから大丈夫?住宅ローンはいつまで?

持ち家の場合:

維持コストとして固定資産税がかかり、定期的なリフォームも必要です。また戸建ての場合は、戸締りや庭の維持など元気なうちは苦にならないことも負担になってきます。

□住み替えをしますか?
□子どもに家を残しますか?

賃貸の場合:

ライフスタイルに合わせて容易に住み替えできますが、問題点は、ずっと賃料がかかること、高齢になると新規契約が難しくなることです。

そのほかにも、セカンドハウスや海外でのロングステイなど、興味のあることは、場所や生活環境、費用を具体的に検討してみましょう。

❖20年後、あなたはどこで暮らしますか?自宅

そのまま自宅で過ごしますか?
介護が必要になった場合の住まいをどうしたいか、情報収集しておきましょう。

4.家計と資産を見直す

⒈から⒊を踏まえて、ライフプラン表を作成し、収入と支出を予測しましょう。

❖年金はいくら貰えますか?

誕生日毎に送付される「ねんきん定期便」で確認できます。
会社員は厚生年金が支給されますが、自営業者・フリーランスは国民年金のみで、自助努力が必要となります。(国民年金の平均月額「55,464円」)

❖今の家計で大丈夫ですか?

貰える年金の範囲で生活できれば問題ありませんが、現在の生活水準を維持できるかは別問題です。給料が高いと支出も大きくなる傾向になります。高収入高支出家計を緊縮するには、ライフスタイルを一新する覚悟がないと難しいのが現状です。

①まずは現在の収入と支出を把握すること
②支出の優先順位をつけること

から始めましょう。

❖現在老後のための資金はいくら準備できていますか?
これからどうやって準備していきますか?

住宅ローンに子育て、お金がかかる時期はいつまで続きますか?

守るお金と殖やすお金を区別し、自分のリスク許容度に合わせて準備していきましょう。

まとめ

現在は団塊の世代以前の退職後のモデルケースとは大きく違います。女性の就労もすすみ、30代から50代の7割以上が何らかの仕事を持ち、家庭と両立させています。個人のやりたいことと家族のやりたいことをどう実現していくのか、日ごろからコミュニケーションを図ることが大切です。

また、オフの充実のため定時での仕事切り上げを推進する企業、副業を解禁する企業も増えています。仕事をしながらやりたいことや、生き甲斐を見つける、ボランティアで社会貢献するなど、身も心も豊かな生活を目指していきましょう。

 

 

 

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