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これまでの常識が通用しない!これからの不動産投資

2026/08/21

第426回 ロングリレーションズ倶楽部

テーマ:

これまでの常識が通用しない!これからの不動産投資

講師:

第1部ファイナンシャルスタンダード 株式会社
執行役員・不動産鑑定士 福田 伸二 氏

近年、東京都心部を中心にマンション価格の上昇傾向が続いており、平均価格が1億円を超える極めて高い水準となっています。

しかし、最新のデータでは都心6区において在庫の増加に伴い価格が下落に転じるなど、これまでの一辺倒な上昇にブレーキがかかる兆しも見られます。

背景には、転売業者への過剰融資に対する金融庁の警告や日銀の金利政策などがあり、不動産を取り巻く金融環境は確実な転換期を迎えつつあります。

従来の相続対策では、「現金を不動産に換える」「土地にアパートを建てる」「借金をする」といった、主に目先の「節税」に主眼が置かれてきました。

しかし、今後の日本は深刻な人口急減に直面し、不動産のさらなる二極化が予想されます。人手不足や資材高騰による建築費の上昇も止まらないなか、サブリースの賃料減額で収支が悪化し、大切な土地を守るつもりが結果的にすべてを失ってしまうような失敗事例も多発しています。

これまでの相続対策の常識を疑ってみるべき時代に突入していると言えます。

これからの時代は単なる節税ではなく、「家族に喜ばれる資産形成・資産承継」へと視点を変える必要があります。

相続税の納税は現金が原則であるため、生活費や不動産経営の修繕費も見据え、手元に一定の現金を残しながら次世代に負担の少ない形で資産を組み替えることが重要です。

不動産投資の本質は、目先の利回りだけではなく、「時間をかけて負債を資産に換え、最終的な出口で値上がり益を狙う投資」です。

また、今後の金利上昇やインフレ局面においては、高度な目利きで長期的に価値を維持できる物件を選ぶことが求められます。過去の常識にとらわれず、時代に即した適正な資産防衛を進めましょう。