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現金の出納管理は経営の要

2006/07/01

現金出納管理はなぜ必要

自社の『実際の現金在り高』と『現金出納帳の現金残高』をもう一度、確認してみましょう。万が一、ズレている時は、再度、現金管理について検討してみましょう。

今日の企業では、会計ソフトを導入している企業も多くなっていると思います。そうなると現金出納帳の残高をチェックすることが少なくなってきているのではないでしょうか。

出納帳を手書きで記帳していたときはあとで見直したときにどのような取引か思い出せたものも、会計ソフトになってからは前ほど思い出せないというようなことはないでしょうか。

会計ソフトの現金出納管理

会計ソフトは便利な反面、間違いに気づきにくいという欠点も備えています。現・預金出納帳は基本的には毎日残高をチェックするためにプリントアウトする必要があります。しかし、現実は毎日印刷できないという場合もあると思いますので、せめて画面の残高と実際の現金在り高とチェックするようにしてください。

チェック方法

それではチェックはどのように行えば良いのでしょうか?

①現金用の金庫を用意する。
②入金伝票・出金伝票・領収書などの記録を揃える。
③現金出納帳に②で揃えてある資料に基づいて毎日、現金出納帳に記帳又は入力する。
④毎日の終わりに現金の実際在り高と現金出納帳の残高が合っているか確認する。
⑤不一致の場合には原因を調べる。
以上のことを繰り返します。日々の残高を合わせることで、売上も経費もまず洩れることはありません。

現金出納管理を毎日の習慣にしましょう

現金出納管理ができていることで経理全般の信頼度が上がるのです。現金の出納管理を行うには領収書をもらえるものは確実にもらい、決められた場所に保管する、用紙を用意し(不必要になった裏紙でも構いません)そこに貼付していく等です。

そうすると『領収書をもらえない現金取引もあるがどうしたらいいの?』という質問がでてきます。

例えば、自動販売機などの場合、領収書は発行されません。そのような場合はできれば出金伝票に記載してください。どうしても出金伝票がない場合はメモで構いません。出金伝票(メモ)に何をいくら購入したと記載して保存するようにします。

現金出納管理を毎日行うには経営者の生活習慣にすることです。現金出納管理を毎日行うことは不正の予防にもなるのです。現金の管理は、帳簿作成の基本であり経営の要でもあります。

現金出納管理を怠ると

社長の中には、少しくらいずれていても経営に影響がなく資金繰りができているから、そんなことに労力は使いたくはないと言うかもしれません。

しかし、現金出納管理がしっかりとできないと経営をする姿勢がルーズになります。

また、税務調査などがあった場合、経理状況によっては現金の実際在り高と現金出納帳の残高の差額がでた場合などのときは、経営者の責任として役員賞与とみなされてしまう可能性もあるのです。

役員賞与とみなされてしまうと法人税では損金にならずに法人税の対象になってしまい、かつ、個人の所得税についても源泉所得税・住民税の対象になり、実際の収入より多く税金を徴収されてしまいかねないのです。

現金管理は忍耐のいる作業にはなりますが、ぜひ日々の確認が習慣になるようにしていきましょう。

 


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