実現させたい!ふるさと納税
2007/06/01私は大賛成:是非実現を
私は平成18年2月号(83号 税制で地域を活性化しよう)に「税制は社会を変える」というタイトルで左記のように書いた。書いたときは、勝手論でよもや実現するとは思ってもいなかったが、是非、小異を捨てて実現して欲しいと思う。
「ふるさと納税」構想の概要
地方税にあっては特に人口一人当たりの都道府県民税の地域間格差が3倍以上にも開いているため、地方から出てきて都市部に住む人たちが自分の出身地へ地方税の一部を納税できるようにし、地域間格差の解消を図ろうとするものである。
①「受益者負担原則」に反する。
②“ふるさと”ということばが曖昧で地方同士の税源獲得争いになる。
③地方への寄付について「寄付金控除」を所得控除から税額控除に改めることによって地方支援を図るべきである。
“ふるさと”の定義
「寄付金控除」の税額控除には反対
「受益者負担原則」に反論する
ほっとタイムス83号で書いたように、国と地方の税率配分を変えることができれば更に望ましい制度になるのではないか、と思う。
税制は社会を変える(ほっとタイムス83号巻頭記事より)
地方分権を確立するには税源を確立することが肝要である。このような税制をとった場合、選択権を多く持つことで地方ごとに活性化策を考えるであろう。都市圏で功成り名を遂げた地方出身者の中には出身地に錦を飾る(住所を移す、会社の本店を移す)ことで、地方の税源が豊かになり、地方の財政基盤がより強固になり、ヨーロッパや外国に見られるように個性豊かな地方が出現するのではなかろうか。たまたま地方の活性化策として政府が「二地域居住」政策を打ち出していることをテレビで見た。私も以前から交通網整備やIT技術の発達を活用すれば「二地域居住」政策は地方の活性化の役に立つのではないかと考えている。・・・中略(海野七生氏の著書を引用)・・・。21世紀は、どこの国で税金を払うかを、納税者が選べる時代になるだろう。税収を確保するためにも、税制度は「魅力的」に変わる必要がある。」(p.230)。
傍線を引いた部分を「21世紀は、どこの“国(出身地や居住地)”で税金を払うかを、納税者が選べる時代にしよう。」と読み替えて多様な魅力を持つ活力ある地域・地方が出てくるような税制を期待したい。
税理士法人 LRパートナーズ 代表社員 小川湧三
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